九十年代のイギリスを代表するバンド、スウェードの初代ギタリストである、バナード・バトラーがブリットアウォードで最優秀プローデュース賞を受賞したことを、毎週金曜午後十一時からNHKFMで放送中の渋谷陽一のワールドロックナウで知りました。
そのことについての渋谷陽一さんの解説を引用させていただきます。
「彼は、プロデュース業を始める前までは自己顕示欲の強い最低の人格者として扱われていた。飛躍した例えかも知れないが、他のミュージシャンをプロデュースすることに依って彼は自分をプロデュースすることが出来るようになるのではないか。野球でいえば名プレイヤーが名監督、名コーチになるとは限らない。長嶋茂雄さんは打てないバッターの気持ち、そもそもなぜ、打てないのかを理解できなかった。現役時代に打てなかったバッターがコーチになった場合、なぜ、打てないのかを教え、伝えて打てるようになるまでコーチングする事が出来る。バナードはそれに気付いたのだから、もう、一度、1ミュージシャンとしての自己プロデュース能力を試されるときが来たのだと思う。今後の彼の動向に注目したいと思います。」
と、まあ、こんな感じだったと思います。
ムッシュは打てなかった。阪神が優勝を遂げたときに何もしなかっただなんてとんでもない話だ。
彼はベンチで居眠りを気取りながらちゃんと選手たちの会話やプレーをみていた
試合がおわった後の彼の言動は選手たちに多大なヒントを与えたらしい。